ノヴェル120HFの使い方~クランキングミノーと言う特異性~

発売からかなり経ちますが、やっぱり現場の必要性から産まれたルアーは使い続けられます!


大手釣具店に勤務し、年商1億円達成!その後、某釣具メーカーに勤務し企画・開発からフィールドテストなどを経験した釣り人「ツリタメ」がノヴェル120HFを解説します❗️


もくじ

ノヴェル120HFとは?↗

そもそも「ノヴェル120HF」とは何なのか解説します!

ノヴェルの使い方とは? ↗

どういう目的で生まれたのか、どう使えば釣果に繋がるのか解説します!

ノヴェルのオススメカラーは? ↗

間違いないカラーをご紹介します!

ノヴェル120HFとは?

メーカー様HP ➡ http://www.shota-m.com/blenken

スペック

Modelレングスウエイトタイプ潜航深度価格
ノヴェル120HF120mm14.3gハイフローティング2.5m¥1,850

ノヴェル120HFは「BLEN’KEN」と言うブランドから発売されているブラックバス釣り用ミノーです。

ラックークラフトのプラグと思われている方も多いのですが、実はちょっと違います。

製造元➡ラッキークラフト様

販売元➡ファイブコア様

と言う形になっています。

なので、ラッキークラフト様の正式ラインナップには存在せず、HPにも掲載されておりません。

琵琶湖のトッププロガイドである宮廣プロと釣具の卸しや企画、商品開発を手掛けるファイブコアが販売元になり、全国の釣具店やネット販売を行っているみたいです。

発売は2016年

発売当時は、琵琶湖界隈でめちゃくちゃ話題で品薄になるほどブームになっていたほどです。

宮廣プロが当時、釣りまくってブログにUPしていたのが印象的ですね!

以下公式HPから引用

NOVEL120HFはウォブロールアクションのハイフロートタイプクランキングミノー。ジャーキングやクランキングなどのアプローチで水面~中層までレンジを問わず、フィールド環境や魚のコンディションに合わせたアプローチをセレクトできます。

特殊変形リップがもたらす超急潜行性能を発揮させるのがピンスポットでの水面ウキウキパターン。浅く誘う場合では水面下をジャークでアプローチするのはもちろん「あともう少しレンジが入れば…」そんな状況下にあるウィードパッチ、杭、テトラなどのピンスポット環境では、早巻きストップ&ゴーのアプローチにすることで、短い移動距離で一気にダイブし狭いストライクゾーンを直撃。

さらにストップ後の浮上直後に発生するキックバックとボディの震えがリアクションバイトを誘発します。

また、潜る性能を活かし広大なミドルレンジのウィードフラットやブレイクライン、リップラップをクランキングやストップ&ゴーでスピーディーに中層アプローチでき、フロロカーボンライン12lb~14lbで最大2.5mレンジまでもカバー。板オモリでスローフローティングチューンすることにより3mレンジという未知の領域へ送り込めます。今まで水面下でしか表現できなかったフローティングジャークベイトの上下運動がミドルレンジで再現可能になります。

アングラーの自由な発想でオールシーズン使用可能なNEWタイプのクランキングミノー、それがNOVEL120HFです。

http://www.shota-m.com/blenken

宮廣プロのシグネチャー

出典:http://www.shota-m.com/blenken

ノヴェルの使い方とは?

「ノヴェル120HF」は琵琶湖のトッププロである宮廣プロによって生み出されました。

琵琶湖のトッププロと言うだけあってモチロン琵琶湖での使用が一番の目的で開発されました。

この「ノヴェル120HF」は琵琶湖の特に南湖の「広大なウィードフラット」「ブレイク」を効率良くサーチする事と、琵琶湖の名物でもある「水面まで伸びたウィードパッチ」「杭」「テトラ」などの障害物に対して急速潜航でアプローチさせることを目的に作られました。

「広大なウィードフラット」を効率良く攻略する為に、従来の「クランクベイト」や「スイムジグ」にプラスして新たなアプローチの引き出しとして登場してきました!

コチラの記事で琵琶湖におけるディープクランクの有効性について書きましたので是非!一読下さい!

クランキングミノー

この「ノヴェル120HF」は、ブラックバス釣りで定番化しているミノー=ジャークベイトと言う認識からは少し外れた存在です。

もちろんジャーキングやトゥイッチングにも対応してくれますが「ノヴェル120HF」の特徴が最も活きる使い方は「クランキング」です!

「ノヴェル120HF」の設定された潜航深度はなんと2.5m!

同じくらいの大きさのリップとボディサイズのミノーでは殆どない潜航深度に設定されています!

さらにハイフロートに設計されている事で、ウエイトチューンを行うことで可能でチューン後にはなんと脅威の3mレンジにまで突入することが可能となっております。

この「ノヴェル120HF」によって、今までクランクベイトやスピナーベイト、スイムジグを通していたレンジにミノーを通す事が可能になりました。

それらのクランクベイト等との違いは↓以下の様な点が挙げられます。

クランクベイトに比べて → ①シルエットの違い

              ②ジャークやトゥイッチに対応

              ③潜航角度が浅くウィードに突っ込み難い

スピナーベイトに比べて → ①止めて浮かすことが出来る(フローティング) 

              ②レンジコントロールが容易

              ③弱波動

スイムジグに比べて → ① 止めて浮かすことが出来る(フローティング)

            ②レンジコントロールが容易

より簡単に整理してみましょう!

魚を引っ張る力は  スピナーベイト > クランクベイト > ノヴェル120HF > スイムジグ

クワセの力は    スイムジグ > ノヴェル120HF > クランクベイト > スピナーベイト

サーチスピード   クランクベイト = ノヴェル120HF > スピナーベイト > スイムジグ

↑商品によって多少の差こそあれ、大まかに特徴別に並べてみるとこの様な並びになるのではないでしょうか?

つまりノヴェル120HFは、他のマキモノに比べてクワセの力を持ったままスピーディーにサーチ出来るマキモノであると言えます!

注意して欲しいのは「このルアーがこちらのルアーより優れている」と言うことではなく、適材適所と言うことです。

その日、その場の状況に合わせて選択していくことが何より大事です。

特徴的なリップ

この特徴的なリップが、急速潜航のミソ!

ぐりぐりとクランキングベイトの様に、狙いのレンジまで一気に潜って行きます!

クランキングはもとより、 「水面まで伸びたウィードパッチ」「杭」「テトラ」などの障害物に対して急速潜航でアプローチさせることにも一役買ってくれています!

特徴的なリップ形状は、ミドル~ディープへ急速潜航させる為に専用設計されたことが伺える形ですね!

ウェイトチューンに対応するハイフロート設計

この「ノヴェル120HF」は極薄ボディに設計されていることで、このサイズでは信じられないくらいのハイフロート設計になっています。

(極薄ボディなので、リザーバーで岸壁ギリギリに投げるときは注意して下さい!)

このハイフロート設計が、ウエイトチューンに対する幅広さを産んでいます。

実際、開発者の宮廣プロも琵琶湖のウィードフラットでクランキングするシチュエーションで、ウエイトチューンを施して使っておられます。

その日その場のウィードトップの高さに合わせて細かく調整することが、釣果UPの秘訣になります!

ミノーと言う存在自体がそもそも根掛りに対して非常に弱く出来ていますが、その弱点を補うほどのハイフロート設計になっています。

だからと言って、おかっぱりでリップラップを攻めすぎるのは禁物ですが

数あるミノーの中でも、ある程度の根掛り回避性能を持っていることは事実です!

細かなウエイト調整でレンジを合わせて行くことが釣果のカギ!

出典:http://www.shota-m.com/2016/06/02/473

宮廣プロのブログでもウエイトシールをお腹に張ることで細かくレンジ調整することをオススメされています。

ツリタメはこの話しを初めて聞いた時に「ウエイトシールを張って使うなんて邪道じゃない?」「ルアーとして完成されていないんじゃ?」と思いました。

しかし、システムクランクの様にルアーチェンジをすることで潜航深度を変えていく方法もありますが、実際に現場でその日その場の状況に完璧にアジャストして行こうと思うと、こう言う方法もアリだと感じました!

一個のルアーとしての完成度よりも実際に現場で使える「道具」としての汎用性を持たせたルアーだと言うことです!

ノヴェル120HFのチューンについては↓宮廣プロのブログで詳しく紹介されていますので参考にしてみて下さい!

http://www.shota-m.com/category/column

ノヴェルのオススメカラーは?

魅力的なカラーが多いラインナップですが、その中からツリタメのオススメカラーを3つピックUPしました!

デリシャスWAKASAGI

出典:http://www.shota-m.com/blenken

日本のリザーバーではブラックバスにとって定番のベイトであるワカサギのカラーです!

さすがに120mmのワカサギは存在しないとは思いますが、カラーとしてはナチュラル系ですのでどこでも違和感なく使えます!

デリシャスAYU

出典:http://www.shota-m.com/blenken

アユもワカサギ同様に日本では定番のベイトフィッシュです!

光を吸収する色なので、光を反射するクローム系やゴールド系のカラーとは対照的なカラーになります。

ハイライトなときでもローライトなときでも関係なく「カラーローテーション」に入れたいカラーになります!

SHOTAグラスシャッド

出典:http://www.shota-m.com/blenken

ブラックバス用のルアーとしては目めずらしい「グリーンゴールド系」のカラーになります。

ウィードレイクである琵琶湖で開発されたと言うこともあり、パット見た見た目は派手ですが実はウィードの中で意外とナチュラルに見えるカラーです。

このサイトでは、皆さまから企画や質問を受け付けています。

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一緒に釣り人生を豊かにしていきましょう!

ではでは

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